INTERVIEW
SECTION 01
「誰もが使うこと」を意識した
止水ファスナーの開発
現在私は、開発テーマリーダーとして「止水ファスナー」の進化に取り組んでいます。ミッションは、次世代のスタンダードとなる製品を世に送り出すこと。テーマ全体の進捗管理から試作品の評価、関係部署への報告まで、リーダーとして大きな裁量を与えられながらプロジェクトを推進しています。
特に注力しているのは「より操作しやすい」止水ファスナーの開発です。止水ファスナーは止水性を高める構造上、スライダーの動きが重くなりやすいという問題があります。そこで私は、止水性と操作性を両立させ、誰でもスムーズに開閉できる画期的な止水ファスナーの実現を目指しています。
また他のテーマでは、グローバル展開を見据えて、世界各拠点で安定して製造可能な「環境配慮型材料」の検討にも取り組んでおり、「誰もが使うこと」を意識しながら開発業務に取り組んでいます。
SECTION 02
開発した商品が世界中で使われていると実感した不良改善プロジェクト
これまでの取り組みの中で、最も印象に残っているのは、止水ファスナーの「外観不良改善」プロジェクトです。当時、一部のアイテムに外観不良が発生するという問題があったのですが、世界中に供給されている主力製品だったこともあり、品質改善は急務。10種類以上の試作と検証を何度も繰り返した結果、狙い通り外観不良を劇的に改善することに成功しました。この成果を大手顧客に説明するため、カナダへ出張した際の経験も忘れられません。英語でのミーティングには緊張しましたが、顧客も品質改善の内容に納得し、一件落着となりました。同時に顧客の縫製工場を実際に見学し、自分が改良したファスナーが目の前で製品になっていく様子を見て「本当に世界中で使われているんだ」という実感を得ることができました。
SECTION 03
止水ファスナーの
スペシャリストとして活躍
私の目標は、止水ファスナーのスペシャリストとして、国内だけでなく海外の製造現場をも牽引できるエンジニアになることです。YKKには、若手の挑戦を信じて任せる文化があり、失敗を恐れずに自分の意見をかたちにできるフィールドがあります。世界各地に製造拠点を持つYKKだからこそ、自分の開発した技術が瞬時に「世界標準」となり、グローバルなものづくりに貢献できるチャンスがあります。将来的には海外赴任を通じて異文化の中でのマネジメントを学び、パワーアップして日本に戻ってきたいですね。そして、海外で得た知見を活かし、日本ならではの魅力的な商品を次々と生み出し、会社全体の競争力を高められるような開発者を目指していきたいです。