ブランドに選ばれる価値を追求!
SECTION 01
「洗練されたこだわり」が
求められる市場
私が駐在しているイタリアは、世界のアパレル・ファッション業界を牽引するラグジュアリーブランドが集まる重要な市場です。私は3年間勤務したインドからイタリアへ異動してきましたが、この二つの市場には非常に大きな違いがあります。インドは人口増加や経済発展を背景に大きな成長が期待される市場で、伝統衣装であるサリーからジーンズなどの洋装化へと移行する「成長の熱気」にあふれていました。一方、イタリアは品質・デザイン・細部への徹底したこだわりが重視される市場です。世界のトップブランドを支えるため、お客様が求めるデザインや品質への要望に柔軟かつ迅速に応えることが、YKKの重要な役割です。
SECTION 02
手がけたファスナーが
最高峰のブランドに採用
私が現在取り組んでいる大きな課題の一つは、納期改善を通じて顧客満足度の向上と販売拡大を実現することです。具体的には、お客様からいただいたオーダーに対し、工場の製造部門と密に連携を取りながら最適な納期の調整・管理を行っています。また、業務の標準化や効率化による納期改善、事前に顧客情報をもとにした材料や受注体制の整備も重要な役割です。仕事のやりがいは、ナショナルスタッフとともに取り組んだ業務改善が成果につながった瞬間に感じます。材料工場との連携も欠かせず、サプライチェーン全体を俯瞰しながら各担当者と協力して進めることは決して容易ではありませんが、その分、チームで成果を出せたときの喜びは何にも代えがたいものがあります。また、自分がかかわったお客様の商品が店頭に並んでいるのを見たときには、大きな誇りを感じます。
SECTION 03
海外駐在員ならではの
成長の機会を活かす
海外で仕事を進める上で日々向き合っているのは、文化や価値観の違いから生まれるコミュニケーションのあり方です。イタリアをはじめとする欧州では、一人ひとりが自分の専門領域に責任を持ち、仕事とプライベートを大切にする働き方が根付いています。日本とは異なるこうした環境のなかで周囲を巻き込みながらプロジェクトを前に進めるために私は「直接会って話し、わからないことは積極的に質問する」という姿勢を徹底しています。相手がどのような価値観で仕事をしているのかを理解し、対話を重ねることで信頼関係を築いていけると感じています。日本にいた頃よりも広い裁量を任される分、責任は大きいですが、その違いが新たな視点や学びを与えてくれ、「柔軟性」を磨くことができるのは海外駐在員ならではの成長の機会だと捉えています。
SECTION 04
価値創出の余地が
無限にあるファスニング
ファスナーは小さな部品ですが、わずかな不具合が衣服全体の機能を損なう重要なパーツです。だからこそ、創業以来YKKが守り続けてきた「品質へのこだわり」と供給体制は、グローバルな信頼の基盤となっています。一方で、市場のニーズは常に変化しています。デジタル技術の導入やリサイクル素材の活用といったサステナビリティへの対応など、お客様や社会から求められる価値は年々広がっています。変わりゆくニーズに柔軟に応えながらも、守り続けてきた品質と信頼はこれからも大切にし続ける―そんな両立に挑むファスニング事業で、私自身も新しい価値づくりに貢献していきたいと考えています。
SECTION 05
グローバルビジネスを
力強く牽引できる人財に!
インドでの3年間で培った「粘り強い交渉力」や「現場を動かす力」を、価値観や働き方の異なるイタリアという地でどのように活かし、さらに磨いていけるかが、今の私の大きな挑戦です。ラグジュアリー市場特有の繊細なこだわりや高い期待に対して業務課題を一つひとつ解決・改善し、顧客満足度のさらなる向上と販売拡大を実現したいと考えています。将来的には、国や地域が変わっても、周囲に信頼されるリーダーとしてYKKのグローバルビジネスを力強く牽引できる人財になりたいと思っています。海外駐在を通じて得られる「広い視野」と「自ら判断する力」を糧に、自身の成長が周囲や組織に新たな価値をもたらす存在になれるよう、これからも挑戦を続けていきたいと考えています。