新興国の経済発展と雇用を支える
SECTION 01
ファスニング事業
最大の「稼ぎ頭」
ベトナム社は、ベトナム・カンボジア・ミャンマーの3カ国を管轄。この地域は、主要なグローバルブランドを中心に加工輸出型の縫製産業が盛んで、輸出額は世界トップクラスを誇ります。そのため、YKKのファスニング事業においても最大級の市場規模を持ち、ベトナム社の業績がグループ全体の収益に大きな影響を与える極めて重要な拠点です。一方で、この地域は世界中のサプライヤーがしのぎを削る激戦区でもあり、その中でベトナム社は、圧倒的な価格競争力とスピーディな対応を可能とする生産体制に加え、多様なニーズに応える研究開発施設を備えることで独自の存在感を発揮しています。また、お客様は多様な国籍にわたるため、世界8カ国・地域から集まったスタッフが在籍し、円滑な対応を実現しています。
SECTION 02
「営業の全体像」を描き、
安定した事業運営を
営業企画のミッションは、ベトナム社全体の販売計画の策定と業務効率化の推進です。現場の営業・製造・管理スタッフと連携することで「営業の全体像」を描く役割を担っています。具体的には、営業からの販売計画と戦略、マーケティングによる市場分析をもとに、生産能力も考慮しながら3カ月単位の販売推定を策定し、本部に提出します。YKK全体の決算に大きく影響を与えるため、常に正確性とスピーディな対応が求められます。やりがいは、自分の描いた施策が事業運営に反映され、会社への貢献を直接実感できる点。会社の方針を現場が実行可能な形へ落とし込み、各部門をつなぐことで、無理や無駄のない安定した事業運営を目指しています。
SECTION 03
現場が自走できる
仕組みづくりを課題に
私が現在取り組んでいる最大の課題は「業務の現地化」です。海外駐在員は異動が前提となるため、自分が異動した後も現場が自走できる仕組みをつくる必要があります。特に、経営に直結する事業計画業務については、現地社員が主体的に運営できる体制に変革していきたいと考えています。その過程で困難はありますが、失敗を「次の成功への糧」にできるよう、現地社員へのポジティブな声がけを意識しています。直接顔を合わせて丁寧にコミュニケーションを取り、成果はしっかりと評価しながら組織全体のレベルアップを図り、マネージャー候補を育成することがテーマです。また、人財育成のみならず、事業計画に必要な数字を期日までに正確かつスピーディに取りまとめるためのシステムやツールの活用、効率化の仕組みづくりにも日々取り組んでいます。
SECTION 04
ファスナーを通じて
持続可能な社会に貢献
創業者の「土地っ子になれ」という理念のもと、私たちは縫製産業の集積地に工場を構え、製品づくりに不可欠なファスナーを安定供給し続けてきました。縫製業やファスナー製造といった軽工業は、新興国において外貨獲得と雇用の受け皿となり、従業員一人ひとりの生活基盤の安定にもつながっています。また、YKKでは「善の巡環」の精神や「失敗しても成功せよ」といったコアバリューを大切にしているため、現地法人の運営を通じて製造技術や品質管理のノウハウを定着させるだけでなく、人財育成や周辺サプライチェーンの発展にも貢献しています。ファスナーという小さな部品を通じて、その土地の人々の生活を安定させ、持続可能な社会発展に貢献できることこそ、YKKならではの大きな価値であり、世界に誇れる強みだと感じています。
SECTION 05
次世代縫製地として
注目を集めるアフリカに!
私は以前カンボジアで、営業から総務、経理、人事など幅広い業務に携わってきました。こうした経験を活かし、将来的にはアフリカ地域の拠点運営に挑戦したいと考えています。アフリカには人口1億人以上の国が点在し、欧米市場へ地理的にも近いことから、次世代の縫製産業拠点として大きな注目を集めています。この潮流を受けてYKKでもサハラ以南のアフリカ諸国に工場や営業拠点を設立し、今後の市場成長を見据えた事業基盤の強化を進めています。学生時代にエチオピアでのインターンを経験したこともあり、親近感のあるこの地域に恩返しをしたいという思いがあります。営業の立場からアフリカ縫製の立ち上がりを捉え、お客様の要望に応えると同時に、現地での雇用拡大を実現していきたいですね。