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キャリアパス紹介 新卒入社編

「数字」に込められた思いをつなぎ、事業会社経営の舵取りを担っていきたい。

Sさん

2009年入社 │ YKKスナップファスナー(株)

YKKに入社した理由

大学では取引コスト理論など経営学・経済学を学んでいましたが、幼い頃から父にものづくりの尊さを教えられていたこともあり、就職活動ではメーカーを中心に企業を見ていました。その中でYKKに魅力を感じたのは、非上場企業でありながら世界中で事業を展開し、グローバル市場で高い存在感を発揮している独自の経営スタイルです。また、学生時代から海外で活躍することへの憧れが強く、グローバルなフィールドで仕事ができる環境も入社を決めた大きな理由の一つでした。

※所属については撮影当時のものとなります。

2009年入社

入社1~2年目

最初の配属先では経営会議に向けた業績管理のための統計分析や資料作成を担当しました。当初は締め切りに追われる毎日で、正確に進めるだけで精一杯でしたが、部門長の「管理部門は成果が見えにくい。だからこそ時には報告のスピード、時には品質を追求せよ」という教えが私のキャリアの土台となりました。業務を続けるうちに数字は世界各地での営業活動や顧客とのやり取りの積み重ねであることを実感しました。この時期に「なぜこの数字になるのか」を考える視点を得たことは大きな財産となっています。厳しくも温かい先輩方や切磋琢磨する同期に支えられ、プロとしての第一歩を全力で駆け抜けた期間でした。

入社3~8年目

「数値を動かしている現場を知りたい」という思いが強くなり、自ら希望して黒部の工場経理部門へ異動しました。そこで担当したのが、世界各拠点の加工費計算ロジックを共通化するシステムの導入・展開プロジェクトです。しかし当時の私は、原価計算の知識もシステム構築の経験も乏しく、必死に食らいつく毎日でしたが、前任者である先輩の指導の下、製造や技術、情報システムなど多様な部門のメンバー、多くの海外拠点の社員と協働する中で視野が劇的に広がりました。相手の事情を理解しながらプロジェクトを推進する難しさと醍醐味を知り、自分なりの「武器」を磨くことができた重要な時期となりました。

入社8~13年目

念願だった海外赴任先は、地球の裏側にあるブラジル。当時のブラジルでは主力製品の収益性が低下しており、課題が不透明な状態でした。そこで私は、詳細なデータに基づき顧客ごとの収益状況を可視化し、具体的なアクションにつなげるよう徹底しました。また、アルゼンチンやチリなど周辺国の業績管理にも携わり、価値観の異なるメンバーと共通の目標に向かって協力し合う経験を蓄積。この時期を通じて、自分の役割は関係者が建設的に議論できる場をつくることだという確信を得ました。

入社13~14年目

赴任6年目には管理部長を引き継ぎ、人事・法務・税務・内部監査など管理機能全般を統括する立場となりました。財務経理以外の領域は未経験のことが殆どで、自分にとっては再出発に近い感覚でした。特に現地の人事制度や労働組合への対応には苦労しましたが「人事部門として戦略的であろう」という合言葉のもと、現地の仲間と一丸となって取り組みました。「会社にとって最適な意思決定とはなにか」を実戦形式で考え抜く日々。力不足を痛感しつつも辛抱強く支えてくれた現場の方々のおかげで、会社として9年ぶりとなる営業利益率を達成できました。この成果を、苦楽を共にしてきた社長や同僚たちと分かち合えたことは感慨深い思い出です。

入社15年目

ブラジル赴任の最終年、現地法人は設立50周年という節目を迎え、新体制へと移行しました。新社長は既成概念への挑戦を掲げ、大胆な改革を次々と実行。私も管理部長として新社長や営業部長、工場長と毎週ミーティングを重ね、組織のあるべき姿を追求しました。北中米と南米を統合した拠点としての連携強化も進み、年代の近い新社長や北中米も含めた先輩たちが生き生きと組織を変えていく姿に「自分も立ち止まりたくない。さらに高みを目指したい」という強い欲求を覚えました。一方で、自分一人で抱え込まずにいかに周囲に助けを求めるかというリーダーとしての重要な教訓も得た1年でした。

今後取り組みたいこと

これまで培った「現場の目線」と「経営の視点」の両輪を活かし、さらなる組織の活性化に貢献したいと考えています。現在の会社は営業力を武器に日本市場での成長戦略を描いているので、これまでに蓄積してきた知識や経験を総動員し、在庫や収益性の改善を持続可能な「仕組み」として定着させるための基盤づくりを始めているところです。将来的には事業と管理の両面を深く理解したプロフェッショナルとして、会社全体の運営をより良くする舵取りを担っていきたいと思っています。

MESSAGE

就活生へのメッセージ

YKKでキャリアを築くために大切なのは、目の前の仕事に真摯に向き合いながら、事業全体を学ぼうとする謙虚な姿勢です。製造業の仕事は営業・生産・原価・品質と、すべての領域が有機的につながっています。周囲と対話しながら視野を広げていくことで、自分でも気づかなかった可能性が見えてくるはずです。YKKには国内外に、挑戦すれば自分だけの強みを手に入れられる環境と応援してくれる仲間がいます。ぜひ、一歩前へ踏み出す勇気を持ってください。